HPVワクチンのキャッチアップ接種 平成9年度~平成19年度生まれの女性で、今からでも受けたい方へ
HPVワクチンのキャッチアップ接種とは、厚生労働省がHPVワクチンの積極的な勧奨を差し控えていた時期にHPVワクチン接種を受けられなかった方が、公費でHPVワクチン接種を受けられる措置です。
ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/hpv_catch-up-vaccination.html
HPVワクチンの基本的な説明はこちらをご覧ください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチンの公費接種に対応しました
https://tashiro-iin.blogspot.com/2024/08/hpv.html
対象者は、次の2つを満たす方
- 平成9年度生まれ~平成19年度生まれ(誕生日が1997年4月2日~2008年4月1日)の女性
- 過去にHPVワクチンの接種を合計3回受けていない
3回目を2025年3月中に接種を完了しないと、以後は自費で1回2〜3万円ほど
添付文書によると、ガーダシルおよびシルガード9であれば、11月に1回目を受ければ、2回目を12月、3回目を3月でギリギリ間に合う計算ですが、急なご予定や、ワクチンが駆け込み需要で不足する場合など、4月以降にずれ込んでしまうと自費で1回2〜3万円ほど必要になります。
接種希望の方は、できるだけ早めに接種開始しましょう。
一定の効果はある
ワクチンが子宮病変を予防する有効性は、おおむね16歳以下の接種で最も高いものの、20歳頃の初回接種まではある程度有効性が保たれることや、性交経験がない場合はそれ以上の年齢についても一定程度の有効性があることが示されています。
性交経験によるHPV感染によって、ワクチンの予防効果が減少することが示されていますが、性交経験がある場合でも、ワクチンの予防効果がなくなってしまうわけではありません。
予約方法
接種希望日の一週間前までに、お電話もしくはWebからご予約ください。
その際、シルガード9・サーバリックス・ガーダシルのうちどのワクチンを希望されるか確認します。
医師と相談してから決めたい方は、その旨をお知らせください。後ほど医師から電話し、説明いたします。