一人ひとりの「ふつう」の食事は、これほどにも違う
『減量しなあかんと思ってはいるんですけど、なかなかね〜』という方に食事の量について尋ねると、最も多い答えは、
「ふつう」
です。
「ふつう」の食事とは何かを考えるときに、面白い動画があります。
デブとガリの食事交換、ありえない結果
https://youtu.be/nMd_jjKe9wM?si=dw-5B5YVat7lRWi8
編集前の元動画はこちら 英語です
Supersize Vs Super Skinny Series 5 Ep 2
https://www.youtube.com/watch?v=kJxSKyDQpl8
お相撲さんよりも肥えた男性と、日本なら違和感のない体型の女性。
ふたりの「ふつう」の食事は全くの別物です。
ロボーさんのは、同じ量を全部食べろと言われたら拷問。
一方、ハリーさんのは、ほとんど断食。スプーン一杯の砂糖から一日を始めること以外は、アルコール依存の方の食事のようです。
人は、口から入れたものの積み重ねでできていいることが、よくわかりますね。
「日本で痩せてはなくて減量したい方」への答えとなる食事量は、今のご自身とハリーさんの間にあるのだと思います。
一度、ご自身の食事とハリーさんの食事の中間の量の食事をしてみてください。
少しの空腹を数日続けるうちに、新しい世界に出会えると思います。
「実は、このくらいしか食べんでも、おなか空かへんねんな。」
「おなかいっぱい食べへんほうが楽かも!」
など。
空腹への対応のコツ
空腹は、水やお茶で、ある程度おさまります。
このシリーズの動画で「ガリ」側の人は、一日に十杯以上の紅茶や珈琲を飲んでいることが多いです。おそらく、それでお腹がある程度みたされるからでしょう。
私は断食に参加したことがありますが、断食中でも水やお茶は自由に飲め、飲むと、空腹はある程度おさまりました。
わりとすぐ慣れる
食事量を減らすと、最初はお腹が空きますが、わりとすぐ慣れます。このシリーズの動画でも、私の経験でも、2, 3日目には慣れてきます。
実家と離れて暮らしている人は、実家に帰った時の食事もヒントになるかもしれません。人にもよるでしょうが、いまのご自身の日常とは違う量を、ご両親はお召し上がりではないでしょうか。
これが、数日食べていると慣れてきます。普段はこんなに食べてないのに。そして、我が家に帰ると、2,3日のうちに、また元に戻ります。
その程度には、我々は食事量への適応力があるのだと思います。
少量ずつ、ゆっくり味わいながら
ハリーさんの食事では少量のソーセージやチーズが出てきますが、これをバクバク食べてしまっては、すぐに食事が終わってしまいますし、空腹感も余計に感じるかもしれません。
一度に口に運ぶ量は、すくなくとも1/10より少ない量にすること、そして、それを全力で味わうことがポイントです。ロボーさんもソーセージを小さく切って食べてます。
お茶や紅茶、コーヒーも、茶葉や豆から美味しく淹れたものを、香り・味わい・余韻まで楽しむと、なんとなく水分をゴクゴク飲んで腹を満たすよりは満足感が大きいのではないでしょうか。
世にある様々な「ふつう」の中から、ちょっとだけ別の「ふつう」を選べたら、そのあとに起きることも、ちょっとだけ変わる。
そのちょっとが積み重なって、全く別の世界が見えてくる。
ちょっとだけ、他の人の「ふつう」の食事、してみませんか?