いわゆる脂肪肝は、あまり問題ない状態と考えられていたのですが、1〜2割の方は肝臓がどんどん悪くなっていくことがわかってきました。


治療は、減量のみ。



その減量について、肝臓の外科のお医者さんが書いてます。


 専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術

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もともとは、生体肝移植の臓器提供者の肝臓を働きやすくする目的から脂肪肝の改善方法を模索されたそうです。


その方法が、生体肝移植の臓器提供者ではない脂肪肝の人にも応用できるため、「スマート外来」を始められ、その成果が本になりました。


そしてこの方法は、脂肪肝だけではなく、減量全般に有効です。



本の中では、3人の登場人物の物語に大事なことが散りばめられています。


3人の変化を追体験しつつ、似た境遇の方の取り組んだことを真似すると、成果が出やすいかもしれません。



本書で示されている極意5ヶ条を紹介し、それぞれに私のコメントを添えます。


極意5ヶ条


体重を1日1回測って記録する

脂肪肝に限らず、体重が増えているのか、減っているのか、変わらないのかを把握することは大事です。


家に体重計がない方は、アナログで体重しか測れないもので充分ですので、ぜひご購入を。電池交換が必要なく、管理が楽です。



甘い飲み物をやめる

砂糖が入った液体を習慣的に飲んでいると、太りやすいです。


砂糖が入っているものはもちろん、ノンシュガーでもやめたほうが無難です。というのも、味覚を甘くないものに慣らすことが大事だからです。


水、お茶、砂糖の入っていない炭酸水などにしましょう。


甘くないものに慣れると、甘いもの、特に人工的な甘さは「異常に甘ったるく」感じるようになります。一度そう感じると、砂糖が入ったものはあまり摂らなくなります。



野菜を増やす

野菜自体に何か身体によい効果があるかどうかは様々な意見がありますが、野菜を食べた分だけ空腹が満たされるのは確かです。その分、糖質を減らすことはできるでしょう。また、先に野菜を食べることで血糖値が上がりにくくなる効果もあります。


オススメは鍋か蒸し野菜。すこし固さが残るくらいにすると、食べ応えもあります。


 蒸し料理は簡単ヘルシーで美味しい

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糖質を減らす

アイスやチョコレート、クッキー、ケーキ、飴、饅頭などを毎日食べている方、白米、パン(特に菓子パン・惣菜パン)、うどん、ラーメン、パスタなどをたくさん食べる方は、ひとまず半分にしてみましょう。


特に、お菓子は家に持ち込む量を制限することが大事です。家の中にあると、絶対に食べてしまいます。


ストレス解消のためにこれらを摂ってしまっている方も多いので、他のストレスへの対処法を試すことも大事です。



加工食品を減らす

主に、菓子パン・惣菜パン、カップ麺、スナック菓子など、コンビニで売っているような食べ物を買わないことが大事です。


加工食品の良くない点として、いわゆる食品添加物については賛否両論ありますが、砂糖や塩を摂りすぎるのは確かです。


なるべく素材のままの食材を簡単に美味しく食べるには、やはり個人的には、鍋や蒸し料理がおすすめです。




著者のX(Twitter)にも、減量のヒントが満載です。

尾形 哲 肝臓先生『肝臓から脂肪を落とす』

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減量を考えている方は、ぜひ試してみてください!