健康診断結果の使い方 2026
健康診断の結果を受け取った方もおられるかと思います。
返ってきた健診結果を、そのまま放置していませんか?
「そういえば、なんか引っかかってたなぁ」という方にこそ、おすすめの内容です!
結果が「要受診」「要精密検査」「要治療」といった受診をうながす表記なら、ひとまず内科を受診しましょう
健康診断の基準は、見逃しをへらすため比較的厳しめに設定されているので、健診に引っかかっても、必ずすぐに治療が必要というわけでもありません。むしろ、「様子を見ましょう」となることが多いです。
なので、身構えずに受診していただければと思います。
かかりつけのない方は、「医療の相談先を見つけるきっかけにする」くらいのつもりで受診してみてください
普段は元気で医療機関とは縁がない方には、医療機関がどこにあって、どんな感じなのかわからないですよね。
健診結果での受診は、医療機関の雰囲気や利便性、お医者さんとの相性を知るよい機会になると思います。
まずは、自宅や職場の近くで通いやすいところや、家族や知人の評判がよいところに行ってみてください。
また、「すぐには薬を飲みたくない」など希望がはっきりしているなら、その旨を最初に伝えるのがおすすめです。
医療機関によって方針は異なりますが、当院では、かなり状態が悪い場合以外は最初から薬を勧めることはしていません。
受診してみて、いまひとつしっくり来ないなら、別のところも受診してみるとよいです。
もし健診に含まれていなければ追加をおすすめする項目
40歳以上で便の検査が入っていない → 大腸がん検診(便潜血:トイレで便の表面を棒でなぞる検査)
50歳以上で胃カメラが入っていない → 胃がん検診(胃カメラ)
50歳以上の男性で、尿の出にくさや頻尿を感じる → 前立腺がん検診(血液検査)
女性は、20歳以上なら子宮がん検診、40歳以上なら乳がん検診も
なお、年齢については京都市のがん検診を参考にしています。
血圧・悪玉コレステロールや中性脂肪・血糖が高い場合に、リスクがどれほどか見積もる方法
血圧・悪玉コレステロールや中性脂肪・血糖が高いと、脳卒中や心筋梗塞になりやすいのでひっかかりますが、「脳卒中や心筋梗塞になりやすい」といっても、どのくらいなりやすいのか?基準値をわずかでも超えていれば、薬を飲んだ方がいいのか?
お医者さんによっても投薬開始の基準は違います。
そこで、リスクを具体的に見積もる方法を紹介します。
循環器疾患リスクチェック
https://epi.ncc.go.jp/riskcheck/circulatory/
ぜひ、ご自身の健診結果を入力してみてください。今後10年間の脳卒中・心筋梗塞の発症リスクが表示されます。
次の図は、架空のデータを入れてみた結果です。
真ん中の棒が、あなたの今後10年間の発症リスクで、同年代・同性かつ理想的な健康状態の人が左、もっともリスクが高い人が右です。
よい方向へ変えていくことで、今後10年間の発症リスクが8.5%から1.0%に近づいていくということです。
もし、食事を変えたり運動したり薬を飲んだりしても、8.5%が8%にしかならないとしたら、「別にいいかな」と思う方も多いと思いますが、8.5%が4%くらいまで改善するとしたら、悪くない投資だと思いませんか?
ご自身の結果を入力して表示されたリスクを見て
- 「ヤバいかも」と感じる方
- 「左に近付くなら治療したい」と思う方
は、ぜひ受診してください。

